MS-DOSの歴史

コマンドプロンプトとバッチ
こひつじの家


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日本におけるMS-DOSの略歴
1979NEC から 8ビット・パソコン PC-8001 発売された。CPU:Z80,RAM:16kB。ROM-BASIC が登載されていて,起動するとすぐに BASIC が使用できた。外部記憶装置はオプションで,OS はなかった。
19808ビットCPU 用の OS として CP/M が登場した。外部記憶装置としてフロッピディスクを使用した。
198116ビットCPU(8086)用の OS として CP/M-86MS-DOS が登場した。MS-DOS(Micro Soft - Disk Opreting System)は,マイクロソフト社製の,フロッピディスクを使用した OS。
1982NEC から 16ビット・パソコン PC-9801 が発売された。CPU:8086,RAM:128kB。外部記憶装置はオプションで,OS はなかった。
1984Apple社から Macintosh(マック)パソコンが発売された。OS として,GUI を採用した System 1.0 が登載された。
1985Microsoft社から GUI を採用した Windows という MS-DOS のアプリケーションが発売された。
パソコン用ハードディスクが登場したが,10MB で 20万円以上もする高嶺の花だった。
198732ビットCPU(80386)用の Windows/386 が登場した。
1988NEC から 32ビット・パソコン PC-9801RA が発売された。CPU:80386-16MHz,RAM:1.6MB。外部記憶装置はオプションで,OS はなかった。
1990Windows/386 を改良した Windows 3.0 が登場した。
IBM 互換機で日本語を表示させるための DOS/V ドライバが登場した。
1991Microsoft社から 32ビットCPU(80386)使用時に性能が発揮できる MS-DOS 5.0 が発売された。
1992Windows 3.1 が登場した((日本語版は翌年発売)。それまでの Windows はマックに比べると見劣りがしたが,やっと肩を並べるほどになった。
1993Windows 3.1 インストール済パソコンが発売された。それまで OS は別に購入する必要があった(ただし MS-DOS はアプリケーションに付属していることもあった)。
Microsoft社は 32ビットCPU(80386系)用 OS として Windows NT 3.1 を発売した。これまでの Windows は MS-DOS がベースであったためにメモリの使用法などに 16ビットの制約が残り,安定さに欠けるところがあった。Windows NT においては MS-DOS の存在はなくなり,MS-DOS 的な操作ができるコマンドプロンプトが登場した。
1995Windows 3.1 の後継 OS として Windows 95 が登場した。95 は 1995年を意味する。MS-DOS ベースであるがネットワークやロングファイルネームなどに対応し,MS-DOS を意識させない作りとなっていて,爆発的に普及した。
1996GUI が Windows 95 相当に改良された Windows NT 4.0 が登場した。
1998Window 98 が登場し,USB などが追加された。
2000Windows NT 5.0 が Windows 2000 として登場した。
Windows 98 の後継 OS として Windows Me が登場した。Me は Millennium(2000年期)を意味する。Windows 95 から Windows Me までをまとめて Windows 9x という。
2001Windows 2000 をベースに,Windows Me の GUI を統合させた Windows NT 5.1 すなわち Windows XP が登場した。これによって MS-DOS は舞台から姿を消した
記:2003-6-28