元六橋は,近代的なデザインの橋で
PCprestressed concrete:強く引っ張った高張力鋼を入れた高強度コンクリート桁を使用しています。この橋は新設ではなく,たとえば1959年に撮影した国土地理院の航空写真にも写っていて,現在と同じように,北からの道がまっすぐ橋を通るように架けてありました。橋名は橋の所在地「片原一色町元六」からとったものと思われます。
橋名板は
欄干に取り付けてあって,南から見て右側が「元六橋」で左側が「光堂川」,北から見て右側が「もとろくはし」で左側が「昭和62年12月竣工」と,それぞれ横書で書いてあります。
元六橋付近の地図 Mapion(2016年)より
上流から元六橋の方を見ています。橋のすぐ上流には「光堂川第一排水機場」の水門があります。河床の構造物は,水門から流れてきた土砂などを堆積させるための施設だと思われます。
川に対して橋が斜めに架けてあるため,同じ下流からでも,対岸の方から見ると,だいぶ感じが変わります。
南の方から見ています。橋の手前から右へ向かい上方公民館の方へ続く道も半世紀以上前からあって,現在もよく利用されています。
欄干は,ガードパイプに似た,あっさりしたデザインです。
橋名板橋名,渡る河川等の名称,完成年月などが書いてあるプレートが取り付けられています。
橋の上から上流を眺めたところです。神明社の大木が,巨大なきのこのような形に見えています。
北の方から見ています。橋の手前を東西に通っている道は堤防の下を通っているので,橋などがあるたびに,ゆるい坂道になります。
下流です。すぐ先に
新四ツ屋橋があります。