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最終更新:2010-01-03
アプト式鉄道
鉄道用語

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アプト式鉄道《あぷとしきてつどう》
 Abt system railway
 スイスの鉄道技師R.Abtが急勾配用に開発した,歯車とラック(平板に歯を付けたもの)のかみ合わせによって車両を推進する方式の鉄道軌間(2)の中央に,歯の位置を車両の進行方向に少しずつずらした2〜3枚のラックを設置する。少しずつずらすことに特徴があり,これによって滑らかな走行ができる。日本国内では1893年(明治26年)国鉄信越本線の横川−軽井沢間に導入されたが,1963年(昭和38年)粘着鉄道方式となって,廃止された。現在は第三セクタの大井川鐡道井川線で採用されているだけである。
詳細 鉄道用語辞典(高橋政士編 山海堂 2006-05)14
鉄道用語事典(久保田博著 グランプリ出版 1996-04)9