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最終更新:2009-12-16
VVVFインバータ
鉄道用語

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VVVFインバータ《ぶいぶいぶいえふいんばーた》
 VVVF inverter
 誘導電動機の回転数や負荷に応じて三相交流の出力電圧と周波数を変化させるインバータVVVFは可変電圧可変周波数(Variable Voltage Variable Frequency)の略語。GTOなどの半導体素子が登場するようになって実用化された。VVVFインバータで制御された誘導電動機主電動機として使用する方式には多くの利点があるため,現在生産されているほぼ全ての電気車が採用している。新幹線300系から採用した。
 VVVFインバータ誘導電動機を制御することを,[VVVFインバータ制御]/[VVVF制御]という。
 電動機などに使用されている電磁石に交流電流を流すと,鉄心が振動するために小さな音が発生するが,VVVFインバータは周波数を変えていくために独特の音がする。ただしGTOに代わってIGBTが使用されるようになったこともあり,最近の電車では音が目立たなくなってきた。
 参考:回生ブレーキ逆転器直巻電動機
鉄道技術用語辞典(鉄道総合技術研究所編 丸善 1997-12)609
詳細 鉄道用語辞典(高橋政士編 山海堂 2006-05)424
鉄道用語事典(久保田博著 グランプリ出版 1996-04)245
鉄道車両及び鉄道車両部品の記号(JISE4010 1985)6875