平軸受《ひらじくうけ》
　journal plain bearing
　ころ(円筒ベアリングなど)を用いない軸受。ジャーナルと軸受が潤滑油を介して接触している。静止摩擦は大きいが，車軸が回転している時には潤滑油の膜ができるために運動摩擦はそれほど大きくなく，非常に高速で回転している場合にはころ軸受よりもむしろ小さくなる。構造が簡単で安価あるが，給油や摩耗に対するメインテナンスを頻繁に行う必要もあって，ほとんど用いられなくなった。
　参考：軸箱

鉄道技術用語辞典（鉄道総合技術研究所編 丸善 1997-12）605
詳細 鉄道用語辞典（高橋政士編 山海堂 2006-05）421
鉄道用語事典（久保田博著 グランプリ出版 1996-04）244