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最終更新:2009-12-20
自動空気ブレーキ
鉄道用語

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自動空気ブレーキ《じどうくうきぶれーき》
 automatic air brake
  列車に引き通されているブレーキ管によってブレーキ指令を伝達する空気ブレーキ。ブレーキ管の減圧はブレーキをかける指令,増圧はブレーキを緩める指令となっている。列車走行時はブレーキ管に圧縮空気が送り込まれているが,運転台にあるブレーキ弁を操作することによってブレーキ管の圧力を下げると,各車両に装備された制御弁の働きで,あらかじめ圧縮空気を貯えておいた補助空気だめの空気がブレーキシリンダに送りこまれて,ブレーキがかかる。このときブレーキ管の減圧量に応じたブレーキ力を発生させるように作られている。列車分離などの異常時にはブレーキ管が破損することによって最強のブレーキがかかるという,フェールセーフなブレーキシステムである。
 自動空気ブレーキは,客車列車/貨物列車/古いタイプの電車気動車などで使われている。
鉄道車両用語(JISE4001 1999)71007
鉄道技術用語辞典(鉄道総合技術研究所編 丸善 1997-12)286
詳細 鉄道用語辞典(高橋政士編 山海堂 2006-05)196
ここまできた鉄道車両(宮本昌幸著 オーム社 1997)73
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