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最終更新:2009-12-07
新交通システム
鉄道用語

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新交通システム《しんこうつうしすてむ》
 new traffic system/automated guideway transit/
 automated guideway transportation/automated guideway transport
 鉄製のレールを用いた従来からある鉄道に対して,それ以外の方法で軌道上に車両を走行させる公共交通機関。一般の鉄道に比べて小規模なものが多く,自動運転などを積極的に取り入れて運行コストをできるだけ低く押さえるようにしている。広い意味では鉄道になる。国内では次のような種類の新交通システムが営業されているが(2008年12月現在),今後も新しい方式が登場する可能性がある。
(1) コンクリート等で作られた軌道上にガイドウェイを設置して,ゴムタイヤ式の小形車両を走行させるシステム。輸送能力は鉄道とバスの中間ぐらいで,建設費は地下鉄モノレールよりも安くできる。Automated Guideway Transitから,[AGT]ともいわれ,新交通システムの大部分を占める。神戸市の[ポートアイランド線]と大阪市の[南港ポートタウン線]1981年に相次いで開業したのが最初で,2008年現在10の営業路線がある。
(2) バスを走行させる[ガイドウェイバス]方式。軌道上はガイドウェイシステムで,道路上は普通のバスとして運転される。名古屋市の[ガイドウェイバス志段味線]が営業している。
(3) 磁気浮上方式。HSSTによる愛知高速交通[東部丘陵線(リニモ)]が営業している。
鉄道技術用語辞典(鉄道総合技術研究所編 丸善 1997-12)342
詳細 鉄道用語辞典(高橋政士編 山海堂 2006-05)234
鉄道用語事典(久保田博著 グランプリ出版 1996-04)127
広辞苑 第6版(岩波 2008-01)
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