目的のファイルを探すための道順をパスといいます。たとえば /data/document/computer/i-net.txt という階層構造があって,computerというディレクトリ(フォルダ)中にあるi-net.txtという名前のファイルを探す場合を考えます。 最も分かりやすいのはディレクトリを上から順にたどる方法です。 「ルートディレクトリの下にdataディレクトリがあって,その下にdocumentディレクトリがあって…」というようにたどるのです。このように最上位ディレクトリからたどっていく道順を絶対パスといいます。今の例ですと,i-net.txtの場所を示す絶対パスは /data/document/computer となります。 絶対パスに対して相対パスというものがあります。 たとえば今の例で,computerというディレクトリを基準に考えると,その上のdocumentディレクトリは親ディレクトリといって,../で表すことができます。dataディレクトリは../../となります。 視点を変えてdocumentディレクトリを基準に考えると,その下のcomputerディレクトリはcomputerとなります。そしてi-net.txtというファイルはcomputer/i-net.txtで表すことができます。 自分のWebサイトの中では通常相対パスを使います。 |