豆知識 : Webで使用できる画像形式


 2002年春現在,Webで使用できる画像形式は GIF,JPEG,PNG の3種類です。ここでは,それぞれの画像形式について簡単に紹介します。

GIFGraphics Interchange Format)
 ジフと発音します。同時に表現できる色は256色までですが,そのうちの1色を透明色として指定できることと,簡単なアニメーションを表示させるアニメーションGIFという機能があります。画像は可逆圧縮法で保存されますので,画質の劣化はありません
 色数が少ないので写真にはあまり適しませんが,画像のボケがないので,イラストなどに向いています
 GIFは最も早くWebで使用できる画像として採用されましたが,ライセンスを私企業が持っているために使用に制限があることや,もっと性能の良いPNGが登場したことで,今後は使用が減っていくものと思われます。

JPEGJoint Photographic Experts Group)
 ジェーペグと発音します。同時に表現できる色が1670万色と多いことと,高圧縮率で保存されるために,写真に適しています。圧縮率を選択できますが,非可逆圧縮法を採用しているために,圧縮率を大きくするほど画質の劣化が目立つようになります。

PNGPortable Network Graphics)
 ピングまたはピーエヌジーと発音します。扱う色数を1670万色または256色に指定でき,256色に指定したときの画像ファイルのサイズはGIFよりも小さくなります。透明色の指定も複数の色についてできます。画像の圧縮は可逆圧縮法を用いているために画質の劣化はありませんが,1670万色に指定したときのファイルサイズはJPEGよりも大きくなります。
 1998年にWeb用画像形式として採用された歴史の浅い形式ですので,GIFJPEGほどは普及していません。また古いブラウザを使用している場合には表示されない可能性もあります。現在アニメーションPNGの開発が行われているそうです。

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