コンピュータ奮闘記

Windows 2000 編

USB 日本語キーボードを使う
こひつじの家


「Windows 2000 奮闘記」もくじ

 友人のパソコン(NEC VALUESTAR PC−VC1000J8FD / Windows ME)に Windows 2000 Professional をインストールすることになった。このパソコンのキーボードは液晶ディスプレイに付属した無線キーボードインターフェースによって接続されていたが,液晶ディスプレイが破損しディスプレイを買い替えたために,サンワサプライの SKB-112SLUSB というキーボードをUSBで接続したものに代えられていた。

 さて Windows 2000 をインストールした時にはキーボードを日本語キーボードとして認識させるために[半角/全角]キーを押したにもかかわらず,実際に使用してみると「英語 101/102」キーボードとして動作していて,たとえば[Shift]+[2]で「@」が入力されてしまうのであった。そこでキーボードのドライバが正しくインストールされなかったものと考え,「デバイスマネージャ」からキーボードを選択し,「ドライバの更新」から製造元としてNECモデルとしてNEC109日本語USBキーボードを選択してドライバをインストールした。しかし状況は変わらなかった。
 
そういえばインストール後の再起動を促すダイアログが出なかったではないか。以前別のパソコンでキーボードを日本語106から英語101に変えたときには,再起動を促すダイアログが出たはずだ。

 そこで製造元標準キーボードモデル日本語PS/2キーボード106/109キーでトライしてみた。こんどは再起動を促すダイアログが出た。ところが再起動してパスワードを入れるところになって,キーボードが全く効かないことが分かった! USBキーボードなのに,ドライバをPS/2用にしたのだからあたりまじゃないか。それ以上何をすることもできないので,再起動時に[f8]キーを押してから「最後のインストール前の状態に戻す」を選択して起動させた。
 これでキーボードは使えるようになったが,あいかわらず英語キーボードとして動作していた。ネットでも調べてみたが,どうも同じようなケースが見つからなかった。「もうギブアップだな」,とあきらめようとしていたとき,「そうだ,再起動しなければいいのでは」という閃きが…

やっと成功
 次の手順で,USB日本語キーボードとして使用できるようになった。
(1)「コントロールパネル」→「システム」→「ハードウェアタブ」→「デバイスマネージャ」
(2)表示されたデバイスの中から「キーボード」を見つけ,[+]を押して使用中のキーボードを表示させ,その上で[マウス右]→「プロパティ」→「ドライバタブ」→「ドライバの更新」
(3) 「アップグレードウィザード」で「次へ」→「このデバイスの既知のドライバを表示して、その一覧から選択」→「このデバイスクラスのハードウェアをすべて表示」
(4) 製造元標準キーボードモデル日本語PS/2キーボード(106/109キー)を選択してインストールする。互換性を警告するダイアログについては「Yes」でパスする。
(5)インストールが完了したところで,再起動はさせずに再び「ドライバの更新」をする。
(6)先ほどの(4)のところで製造元NECモデルNEC109日本語USBキーボードを選択してドライバをインストールし,今度は再起動させる。
 4時間以上も悪戦苦闘した結果の成功だったから,「やった〜」って跳び上がりたいほど嬉しかったね。
記:2003-5-21