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ホームページ作成の部屋−ホームページ完成までの流れ | ||
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1. 作成に必要なもの | ||
(1) | インターネットに接続されたパソコン CATVやADSLのように,パソコンのスイッチを入れたら自動的に接続される方式が使いやすいですが,電話回線とモデムのような方式でも十分使えます。 大学にあるほとんどのパソコンはインターネットに接続されています。 | |
(2) | WWWサーバ WWWサーバを自分で所有することも可能ですが,普通は借りることになります。次のようなものがあります。サーバの容量ですが,1 MB(メガバイト)当たりVGAサイズの画像(私のWebページにある鉄道写真などのサイズ)を 20 枚ほど置くことができます。 ・加入しているプロバイダのサーバを使う プロバイダとの契約条件などによて異なりますが,最初から 10 MB 程度が使用できる場合が多いです。 (starcat のエコノミーコースは WWWサーバ(10 MB)使用に 500円/月が必要です) ・大学の情報処理教育センターを使う 容量は 50MB で無料です。ただしアドレスは http://www.edsys.center.nitech.ac.jp/spider/b1234567/ というような味気ないものとなりますし,定期的にパスワードを変更しないと解約されてしまいます。 ・無料サーバを使う 無料にもかかわらず比較的大容量(20〜100 MB)が使用できます。ただしWebページにいろいろな広告が表示されます。無料サーバをいくつか紹介します。 | |
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・研究室のサーバを使う 容量の制限などを気にせず,かなり自由大胆なページが作れます。研究室に入ったときなどは,その恩恵にあずかることができます。 | ||
(3) | デジタルカメラ 普通はデジカメといいます。必需品というわけではありませんが,写真を載せるのであれば最も便利な道具です。Webページ用に使うだけであれば100万画素で十分です。 | |
(4) | スキャナ デジカメはないけど普通のカメラ(フィルムを使う銀塩写真カメラ)を持っている場合,スキャナがあれば写真を載せることができます。フィルムから取り込む機能があれば,プリントした写真から取り込むよりも高画質なデータが得られます。 注意
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(5) | グラフィックソフト 写真などの画像を加工するためのフォトレタッチソフト,イラストなどを作成するためのペイントソフト,幾何学的な図形を作成するためのドローソフトに分類できます。高機能なソフトのなかには,フォトレタッチとペイントというように複数の働きを持ったものもあります。何万円もする市販品からフリーソフトまで,たくさんのソフトがあります。 | |
(6) | FTPソフト パソコンで作成したWebページのデータをサーバに転送(アップロード)するために使います。フリーソフトを2つ紹介します。 | |
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2. テーマを決める | ||
ハードウェアとソフトウェアの準備ができたら,いよいよWebページの作成です。すでにテーマが決まっているときは次の「ページの作成」に進みますが,そうでない場合はテーマを決める必要があります。そこでテーマを決めるときの参考になるように,テーマの種類のようなものを紹介します。分類の仕方などは相当に自己流ですから,あまり気にしないでください。 | ||
・ | 趣味 趣味をテーマにして,同じ趣味を持った人たちとの交流の場としたり,情報を提供したりします。 | |
・ | 団体(学校・企業・サークル等) 所属する団体に共通の話題や情報を提供します。 | |
・ | 地域 住んでいる地域などの話題や情報を提供します。 | |
・ | 生活 食物・住居・健康・美容・電気製品など,生活に密着した話題を提供します。 | |
・ | 社会・文化 社会問題に対する意見を延べたり,調べた歴史を紹介したりします。 | |
・ | 芸術や文芸 自分の芸術作品や文芸作品を紹介します。 | |
・ | 研究 研究成果・研究方法・理論などを発表します。 | |
・ | パソコンやインターネット 使用法・使用しての体験・アドバイスなどを提供します。このページもここに該当します。 | |
・ | 教育・学習 問題集と解答・教育論・学校問題などについてを扱います。 | |
・ | 辞書・図鑑 用語の解説・自作の図鑑などを提供します。 | |
3. ページの作成 | ||
Webページを作成する方法は,大きく分けて2つあります。ひとつはWebページの構造そのものである HTML をテキストエディタで記述していく方法,もうひとつはホームページ作成用ソフトを使う方法です。それではそれぞれの方法について簡単に説明しましょう。 | ||
テキストエディタを用いる方法 | ||
(1) | Webページを組み立てるタグについて学ぶ。 | |
(2) | タグや文書をキーボードから入力してページを記述する。 | |
(3) | できあがったページをブラウザに表示させて確認する。 | |
(4) | 満足できるページでなければ(2)または(1)へ戻って修正する。 | |
長所 ・テキストエディタだけで作成できる。 ・HTML が持っている機能の全てを使うことができる。 ・配置などの細かい調整ができる。 ・でき上がったページにタグの無駄遣いがない。 ・タグやHTMLの構造についての知識を得ることができる。 短所 ・タグの知識が必要である。 ・ブラウザで確認するまで,ページの全体像をつかみにくい。 | ||
ホームページ作成用ソフトを用いる方法 | ||
(1) | ホームページ作成用ソフトを用意する。市販品もフリーソフトもある。 | |
(2) | 文書の書き込み以外はマウスでボタンを押していく。 | |
(3) | できあがったページをブラウザに表示させて確認する。 以下は「テキストエディタを用いる方法」の場合と同じです。 | |
長所 ・タグの知識がなくてもWebページを作成できる。 ・ブラウザで確認しなくても,ページの全体像をつかむことができる。 短所 ・作成用ソフトを用意する必要がある。 ・タグ や HTML についての知識を得ることが少ない。 ・配置などの細かい調整ができないことがある。 ・作成用ソフトにないタグや機能を使いにくい. ・でき上がったページに無意味なタグ(ゴミ)がたくさん書き込まれてしまうことがある。 | ||
ホームページ作成用ソフトを用いる方法については,そのソフトのマニュアルにまかせることにして,ここではテキストエディタを用いる方法について学ぶことにします。 | ||
4. アップロード | ||
Webページが完成したら,次はWebページのデータを WWWサーバにアップロードする必要があります。アップロードするまではローカルなWebページということで,自分のパソコンだけでしか見ることができません。 | ||
(1) | FTP を使ってサーバにアップロードする。 | |
(2) | サーバ上のページをブラウザで確認する。正しくアップロードできていたらよいが,そうでなければ(1)をやりなおす。 | |
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