JRセントラルタワーズについて

こひつじの家



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ビルの概要
主要用途駅施設,オフィス,ホテル,百貨店,文化・アミューズメント施設,駐車場
敷地面積約8万2千m2
延べ床面積41万8千m2
オフィス棟地上51階,塔屋を含む高さ245m
ホテル棟地上53階,塔屋を含む高さ226m
地下4階
百貨店店舗面積約8万m2 「ジェイアール名古屋高島屋」
株式会社ジェイアール東海高島屋(ジェイアール東海百貨店,東海旅客鉄道,高島屋が出資)
ホテル客室780室
駐車場1500台
完成竣工:1999年12月20日/すべての施設が開業:2000年5月17日
その他完成時のビルの規模は,高さでは横浜ランドマークタワー296m,りんくうゲートタワー(泉佐野市)256m,大阪ワールドトレードセンター252mに次いで4番目,延べ床面積では横浜ランドマークタワーの38万m2を抜いて国内最大となる。

建設の経過
 国鉄の民営化後,名古屋に本社を置くことになったJR東海は,旧名古屋駅駅舎を取り壊して超高層ビルを建設し,駅施設や本社などを収容することを決めた。旧駅舎は1937(昭和12)年2月5日に完成した一部地上6階,地下1階,延べ4万4千m2のビルで,当時は東洋一の駅ビルとも言われた。しかし半世紀以上も経過した施設は古く,本社機能を収容するには狭すぎるので建て替えられることになった。

 新しく建設されるビルは,当初の計画では「ホテル棟60階,オフィス棟57階(高さ270m),地下7階,延べ床面積45万m2,ホテル客室850,百貨店店舗面積9.5万m2」であった。このようなツインビルにした理由は,コンコースの下にはすでに地下鉄桜通線が通っていたために,その部分に深い基礎を打ち込むことが困難であったからである。

 計画を発表したころからバブル崩壊の波がひたひたと押し寄せていたこともあって,1992年春に,現在の規模にやや縮小することと,名称「JRセントラルタワーズ」が発表された。完成予定は1999年秋で変わらず。

1993(平成5)年2月2日
 旧駅舎の解体が始まった。

1994(平成6)年8月25日
 JRセントラルタワーズの起工式が行われた。

1996(平成8)年1月
 建設用のタワークレーンが登場した。

1997(平成9)年11月20日
 18階以下の低層部がほぼ完成し,15階に設けた「スカイストリート」などが報道機関に公開された。完成予定は1999年度末と,当初よりも半年ほど遅くなった。このころからタワー部の建設が始まった。

1998(平成10)年11月17日
 JR東海より,1999年12月に完成する見通しになったとの発表があった。また呼称「タワーズ」とロゴマークも発表された。

1999(平成11)年1月13日
 オフィス棟51階に作られている展望台「パノラマハウス」が報道機関に公開された。一般の入場はビルの完成後で,有料となる。

1999(平成11)年5月14日
 JR東海はタワーズの施設ごとの開業時期を発表した。それによると12月には「パノラマハウス」と13階のレストラン街の一部(12,13階は「タワーズプラザ」)がオープンする。来年3月にジャイアール名古屋高島屋が開業し,駅前ひろばも使用を開始する。東海地区最大の「名古屋マリオットアソシアホテル」は5月17日に開業する。

1999(平成11)年9月14日
 タワーズの竣工が12月20日,展望台とレストラン街の一部が12月23日にオープンすると発表された。

1999(平成11)年11月24日
 ジャイアール名古屋高島屋が2000年3月15日にオープンすると発表された。

1999(平成11)年12月20日(月)
 タワーズが完成し,竣工式が行われた。

1999(平成11)年12月23日(木)
 オフィス棟51階の展望台「パノラマハウス」と,レストラン街(13階)の一部がオープンした。

2000(平成12)年3月9日(木)
 JR名古屋駅前広場に「タワーズガーデン」と「タワーズテラス」がオープンした。

2000(平成12)年3月15日(水)
 「ジャイアール名古屋高島屋」がオープンした。同時に東急ハンズや書店「三省堂」(11階)などもオープンした。

2000(平成12)年5月17日(土)
 「名古屋マリオットアソシアホテル」がオープンした。


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