「考えてみよう」のヒントおよび解答 RLC 直列回路に角周波数 ω の正弦波電圧を印加したときの電圧と電流の位相差をφとすると,位相差φはテキスト172ページの式(8)で表すことができる。ω0 は共振角周波数,Q は回路定数である。ここでは共振周波数付近を問題にしているのでφは十分に小さく,tan φ ≒ φ と近似することができる。ここからは考えてみよう。それでも一応解答を。 φ= [(ω02 − ω2)/ωω0]Q = [((ω0 − ω)2 + 2ωω0 − 2ω2)/ωω0]Q となるが(ω0 − ω)2 の項は他の項に比べて十分に小さいので無視すると φ= [2(ω0 − ω)/ω0]Q となる。 記:2004-04-20 |