偶然誤差を見積もる必要のある実験(「重力加速度」,「ヤング率」,「剛性率」)は次の順序でおこなうとよい。
みなさんがデータ整理をする順序をみていると,実験結果を求める前に残差の二乗を求めていることが多い。とにかく「表の中をデータで埋めていこう」というわけであろう。しかしデータ処理の順序としては良くない。 実験時間中におこなう必要のある「測定」や,「実験結果を求める」ことを先におこない,「誤差を見積もる」ことはあとまわしにする。正常な実験結果が得られなかったときに再測定が必要な場合があるが,残差の二乗などを先に計算していたときには,残差の二乗なども計算しなおすはめになる。 記:2007-10-15 |