実験テキスト新タイプ初版のもくじ

第 I 章 実験の手引き
   § 1 目的と方法
   § 2 実験の手順
       1.実験計画
       2.実験室における作業
       3.結果の整理
       4.報告書の作成
   § 3 測定器具の取り扱い
       1.一般的注意(ネジ・マイクロメーターの例など)
       2.読み取り
       3.視差(望遠鏡の例など)
       4.副尺(カリパーの例など)
       5.公差
       6.記号や表示等
   § 4 測定誤差
       1.誤差とは
       2.誤差の種類とぞさの減少対策
       3.誤差の見積もり方
       4.有効数字と数値演算
   § 5 報告書の書き方
       1.表紙
       2.報告書の内容
       3.表の書き方
       4.グラフの作り方

第 II 章 実験各論
   § 1 水の表面張力の測定
        参考:読み取り顕微鏡の使用法
   § 2 ユーイングの装置によるヤング率の測定
   § 3 ねじり振子による剛性率の測定
   § 4 熱の仕事当量の測定
   § 5 熱電対による温度の測定
   § 6 高温超伝導物質の電気抵抗の測定
        参考:超伝導
   § 7 回折格子による光の波長の測定
   § 8 磁気ヒステリシス特性の測定
   § 9 ブラウン管オシロスコープ
   §10 交流回路の基礎
   §11 ホイートストンブリッジによる抵抗測定
   §12 真空技術(pirani真空計の較正)

第 III 章 付録
   付録1 誤差についての詳論
   付録2 等間隔測定法
   付録3 最小二乗法
   付録4 X−t記録計 EPR-10B 型高感度記録計
   付録5 ホイートストンブリッジの使用法
   付表
        単位
        定数表
        密度(金属の密度,金属の組成と密度,種々の物質の密度,
           水の密度,水銀の密度,空気の密度)
        水の飽和蒸気圧
        湿度表
        各地の重力加速度
        弾性に関する定数
        固体の線膨張率
        液体の体積膨張率
        水の表面張力
        クロメル−アルメル熱電対の熱起電力
        物質の屈折率
        元素の融点および沸点
        金属の比抵抗と抵抗の温度係数
        水の粘性係数,水銀の粘性係数,物質の粘性係数

   巻末付録 ブラウン管オシロスコープの基本操作


コメント
 時代の最先端をいく高温超伝導を学生実験に取り入れたことは,画期的なことでした。
 新しく登場した実験テーマがあったこと,内容をかなり変えたテーマも多かったこと,校正に十分な時間をかけることができなかったこともあって,記述内容の誤りがたくさんありました。
 学生の自主性を重んじて「データを記入したり,データを整理するための表の実例」を省略しましたが,学生は相当に混乱してしまい,実験に要する時間が大きく延びてしまう結果になりました。

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