なごやりんかいこうそくてつどう
名古屋臨海高速鉄道
あおなみ線
こひつじの家・鉄道の部屋


内容 :第三セクタ「名古屋臨海高速鉄道」に沿って,名古屋駅から金城ふ頭までを歩いて取材した記録が中心です。工事前の「西名古屋港線」と「金城ふ頭」,工事中の様子などがあります。





もくじ
着工前の様子
開業1年前の様子
試運転の様子
その他いろいろ

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 名古屋臨海高速鉄道のあらまし

 JR東海が所有している名古屋−西名古屋港間の貨物用路線(通称「西名古屋港線」または「西臨港線」)を旅客化し,さらに西名古屋港の先にある金城埠頭(金城ふ頭)まで延長することが計画されていたが,1997年12月2日に名古屋市,愛知県,JR東海,名古屋港管理組合などが出資して第三セクタ名古屋臨海高速鉄道」を設立し,12日には第一種鉄道事業免許も交付されて,実現に向けて動きはじめた。

 2000年現在,名古屋から名古屋貨物ターミナルまでの3.9kmは,すでに複線電化の高架線として整備されていて貨物列車の運行も多かったが,そこから西名古屋港までの8.7kmは単線非電化の地平線で,貨物列車が2日に1往復程度通るだけのさびれた路線となっていた。さらに西名古屋港貨物駅に入る手前で右に分岐し,汐止町に至る1.5kmほどの線路が延びていたが,線路上に立ち木があったりしたので,列車の運行は全く行われていなかったようである。汐止町から先金城ふ頭までは新たに路線を敷く必要があった。

 旅客線として開業するときは,全線15.2kmが電化複線の高架線となり,名古屋−ささしまライブ−小本−荒子−南荒子−中島−名古屋競馬場前−荒子川公園−稲永−野跡−金城ふ頭 の11駅が設けられる。名古屋−金城ふ頭間は24分で結ばれる。路線の愛称は一般応募から「あおなみ線」が選ばれ,2003年11月に決定された。路線の正式名称は「西名古屋港線」。開業予定は2004年10月となっている。