最終更新:2009-12-05
国鉄分割民営化
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国鉄分割民営化
国鉄分割民営化《こくてつぶんかつみんえいか》
division and privatization of JNR
国鉄は
1964
年度
(昭和
39年度)
以降赤字経営となり,累積債務が
20
兆円を越えた
1982年に国鉄再建監理委員会が設立され,そこで人員の大幅削減などを含む分割民営化が打ち出された。国鉄の鉄道路線は
幹線と地方交通線に色分けされ,
地方交通線のうち特に鉄道路線として存続させる価値が乏しいとされた路線は
[特定地方交通線]
として,廃止や
第三セクタへの移管対象とされた。1987年
(昭和
62年)
に
JR各社に分割民営化された。旧国鉄の長期債務の多くと不要になった土地については国鉄清算事業団が引き継ぎ,設備投資分の債務については本州の
JR各社が引き継いだ。
国鉄以外の公共企業体としては日本電信電話公社
(電電公社ともよばれていたが,1985年に民営化されて日本電信電話株式会社=
NTTとなった)
と日本専売公社
(1985年に民営化されて日本たばこ産業株式会社となった)
があった。
鉄道技術用語辞典(鉄道総合技術研究所編 丸善 1997-12)227
鉄道用語事典(久保田博著 グランプリ出版 1996-04)76