最終更新:2009-12-12
並型自動連結器
鉄道用語
トップページ >
鉄道用語の部屋 >
「な」ではじまる鉄道用語 >
並型自動連結器
並型自動連結器《なみがたじどうれんけつき》
並形自動連結器
common automatic coupler
戦前から
国鉄で採用されている[柴田式自動連結器]のこと。略して
並連,または単に
自動連結器ともいう。現在でも
機関車/
貨車/特急用以外の
客車/一部の
私鉄電車などに使われている。構造は比較的簡単であるが,相互に連結したときに
2
cm
ほどの遊びがあるために,発車時やブレーキをかけたときに前後の衝撃を生じることがある。今ではあまり聞かれなくなったが,
貨物列車が発車するときに機関車付近から始まって後部へ伝わっていくガチャ・ガチャ・ガチャ・ガチャ・・という音は,この遊びによるものである。
写真は東海道本線稲沢駅構内で撮影した,
貨車の
並型自動連結器。右は真上から見たところ
(2000年10月)。
参考:
密着式自動連結器,
密着連結器
詳細 鉄道用語辞典(高橋政士編 山海堂 2006-05)371
鉄道の科学(丸山弘志著 講談社 1980-07)139
鉄道用語事典(久保田博著 グランプリ出版 1996-04)227