最終更新:2009-12-08
ストアードフェアシステム
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ストアードフェアシステム
ストアードフェアシステム
stored fare system
磁気記録式プリペイドカードを用いた
運賃支払システム。プリペイドカードを
自動改札機に投入すると,たとえば乗車駅では乗車駅や乗車時刻などが記録され,降車駅では乗車区間などに応じて運賃が差し引かれる。乗車するたびに
乗車券を購入する必要はないので,あたかも定期券を利用しているような感覚で
鉄道を利用することができる。自動改札機の導入が必要となるので,都市部に適した方式である。ストアードフェアシステムは
[
SFシステム],このシステムのプリペイドカードは
[
SFカード]
ともいわれる。
日本では
1991年3月
(平成3年)
に開始された
JR東日本の
[イオカード]
が最初である。1996年3月20日
(平成8年)
には関西の鉄道事業者
5
社局
(阪急電鉄/阪神電気鉄道/京阪電気鉄道/南海電気鉄道/大阪市交通局)
でスタートした共通乗車システム
[スルッと
KANSAI]
も稼働を開始した。
名古屋付近では名古屋市交通局の地下鉄とバス共通のシステム
[ユリカ]
が導入され,その後
名鉄なども加わった。5000
円で
5600
円分の利用ができるので,ちょっとおトクでもある。
現在は磁気カードではなく,
ICカードを用いたシステムが主流になっている。
鉄道技術用語辞典(鉄道総合技術研究所編 丸善 1997-12)359
詳細 鉄道用語辞典(高橋政士編 山海堂 2006-05)246