中野橋は,
欄干の代わりに
手摺付のガードレールが取り付けてあって安っぽい感じがしますが,通っている道よりも幅が広くて頑丈そうな橋でもあります。橋桁は川に直角に架けてあって,橋桁に乗っている橋は,道路幅とマッチさせるために,南で狭くしてあります。
橋名板橋名,渡る河川等の名称,完成年月などが書いてあるプレートがないので橋の名前がわかりませんでした。しかし
1962年の地図を見たら,しっかり書いてありました。橋が少なかったその当時,中野橋は重要な橋だったと思われます。ちなみに中野橋から南に延びる道は健在ですが,北西の方に延びていた道は残っていません。
中野橋付近の地図 Mapion(2016年)より
「稲沢市精図 昭文社 1962年」より
上流から見た 中野橋です。
欄干の代わりに
手摺付のガードレールが取り付けてあります。木造の橋だった時代の橋脚を切った跡が3×3本,川底に残っています。写真では橋の下流にあるように見えますが,実際は中野橋の真下にあります。↓2016-04-05
橋に近づいたところです。ガードレールの
錆が目立ちます。
PCprestressed concrete:強く引っ張った高張力鋼を入れた高強度コンクリート桁を使用しているようです。橋桁の上に乗せてある橋は,南の方で少し狭くしてあります。
下流から見ています。下流側は,橋桁と橋を揃えてあります。
南の方から見ています。橋の南部を少し狭くすることによって,橋の位置と幅を,道路と一致させてあります。
北の方から見ています。橋全体の幅は,やや広い北方の道路に合わせて造られていて,南の方で狭くなっていることがわかります。
橋の上から上流を眺めたところです。
上流の水門から,この橋にかけては川底の堆積物が目立ちます。
下流です。完成して間もない
光堂川橋が見えます。