正楽橋はやや古いコンクリート橋で,下流側に歩道用の橋が増設されています。橋を通っている道路は県道67号線「名古屋祖父江線」です。橋に隣接して「正楽寺址」の碑が建っているので,「正楽橋」の名は,正楽寺からとったものと思われます。
橋名板橋名,渡る河川等の名称,完成年月などが書いてあるプレートは
親柱欄干の両端にある柱にはめ込まれていて,西から見て左側に「しょうらくはし」,右側に「昭和三十二年二月十四日改築」,東から見て右側に「三宅川」と,それぞれ縦書で書いてあります。ただし東から見て左側の親柱には橋名板がありません。
正楽橋付近の地図 Mapion(2016年)より
上流から見た正楽橋です。中央に橋脚があります。↓2016-02-27
下流から見ると歩道用の橋が目立ちます。歩道用の橋には橋脚がありません。
東の方から見ています。バイパス道路ができたので,ここを通る車は多くありません。
西の方から見ると,橋の右手に「正楽寺址」の碑が建っています。
碑のすぐ近くから見た正楽橋です。傾いた
親柱欄干の両端にある柱をロープで
欄干に縛りつけてあります。欄干の高さは85cm,歩道用の橋にあるガードレールの高さは95cmほどです。
同じ欄干の東端です。この親柱だけは,橋名板も橋名板をはめ込んでいた跡もありません。欄干にはめ込んである鉄パイプが手前の2本だけが太いことも不自然です。破損した部分を修復したことが考えられます。
橋の中央に継目があります。
橋の上から見た上流です。
下流に
貴船橋が見えます。