矢寺橋は,西尾張地方を南北に結ぶ主要幹線道路「西尾張中央道
(橋のあたりは県道65号線)」が通っています。橋のあたりでは三宅川が北北西に向かって流れているため橋との交叉角が小さく,
スパン橋桁を支える支点間の距離が50mほどもあるので,鋼材を組み合わせて造ったプレートガーダー橋となっています。道路幅は4車線で25mほどですので,三宅川では最大の橋です。すぐ上流にある
小橋とは非常に対照的です。「矢寺」は,橋が矢合町と小寺町の境界にあることからつけられた名称だと思います。
橋名板橋名,渡る河川等の名称,完成年月などが書いてあるプレートは
は親柱欄干の両端にある柱に直接刻み込むかたちになっていて,北から見て右側に「矢寺橋」,左側に「三宅川」,南から見て右側に「やでらはし」,左側に「平成二年十月竣功」と,それぞれ横書で書いてあります。
矢寺橋付近の地図 Mapion(2016年)より
上流
(上の地図の最下部,中央あたり)
から見た矢寺橋とその付近の光景です。川面から,かなり高いところに架けてあります。草が茂った道を上っていくと,橋の上に出ます。↓2016-02-19
矢寺橋を南の方から見たところです。こちら側にあるのは南行き車線で,北行き車線は中央分離帯があるためにほとんど見えません。橋の後方をちょうど新幹線が走っています。
上の写真にある河川名標識と「矢寺橋」と書いてある案内です。これらは運転者の目印となるサービスとして設置されているようです。
橋の中央あたりから見た上流です。橋のあたりで川幅が広くなっています。
歩道は
フラット歩道車道との間に高低差がない歩道で,車道との間には縁石が設置されています。その縁石には等間隔で四角い穴が空いていますが,フェンスを設置するための準備ではないかと思います。
温度差による橋桁の伸縮に対処するための伸縮装置が,多くの橋に設置されています。左側が橋桁で,右側は橋台です。
西側の歩道を南に下って行くと,橋の手前でちょっと広くなっているところに,こんなオブジェがあります。マンホールの柵でしょうか。
こちら側にあるのは北行き車線で,反対車線はほとんど見えません。2015-06-03
橋にさしかかかったところに親柱があって,欄干が続きます。この親柱には「矢寺橋」と書いてあります。2016-02-19
橋の中央あたりから見た下流です。↓2015-06-02
下流側から見た橋の側面です。橋脚の設置はなく,長さ50mの長い鋼鉄製橋桁で両岸を渡してあります。
欄干はアルミ製で,ちょっとした細工をほどこしたデザインになっています。高さは110cmほどです。2016-02-19
北行車線が橋を渡り終えたところに「三宅川」と書いた杭が建っています。それからすぐ新幹線の架道橋をくぐるので,高さ制限標識を取り付けた
橋桁防護工積み荷などが橋桁にぶつかる前に,これにぶつかるように設置したゲートが設置されています。2012-11-24