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本脚の櫓タイプ火の見櫓の上層部が解体され,下の方だけが残っているという珍しい形をしています。頂上付近に鐘が
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つ並んでいるという火の見櫓も初めて見ました。同じ地図内に稲沢市消防団第2分団が設置されたこともあって,現在使われていないのではないかと思います。長野の火の見櫓のすぐ西側一帯は室町時代に建立された多宝塔など多くの重要文化財が存在する萬徳寺の境内となっています。この火の見櫓は,地図にある「長野消防会館」を目当に行って見つけました。訪れたのは
2008年9月13日です。
地図
(its-moNavi)
に,この火の見櫓を示す記号は載っていません。
![]() ![]() its-moNavi (約 1/2000) |
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角を曲がって南の方を見たとたん,変なものが目に入りました。確かに櫓《やぐら》はありますが,頭がありません。
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火の見櫓とその付近です。右の建物の看板には「長野消防會館」と書いてあるようですが,はっきりしません。
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近くから見ると,以前ここにあった本格的な火の見櫓の上部が,何らかの理由で解体さたらしいことがわかります。
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火の見櫓の頂上付近です。鐘が
2 つに電動サイレンがあります。四隅には消火用ホースを吊るすためと思われるフックが 8 本も取り付けられています。さびが目立ちます。 |
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火の見櫓の足元です。はしごが
2 つ並んでいますが,右側のはしごは上部にあったもだと思われます。 |