火の見櫓があったったころ:2008年
稲沢市大矢町にある火の見櫓は,4本脚で
高さ地面から屋根の上までは約18mと比較的高く,見張台は上下に2ヶ所設置されています。遠目には立派ですが,あまり手入がされていないようで,少し荒れ果てた感じがしました。南東500mほどのところにソニーの工場があり,その南は海部郡美和町,南東の方は海部郡甚目寺町となります。火の見櫓をさがすために市の南東部の方へ自転車に乗って行ったときに,この火の見櫓を見つけました。
火の見櫓を示す「高塔の記号」が地図上にあります。 its-moNavi (約1/2000)
大矢町の集落の北西に広がる田んぼの方から見た火の見櫓です。背が高いので目立ちます。↓2008-08-11
同じ位置から望遠レンズで見た火の見櫓です。かなり長い棹が設置されています。
南西の方から見た火の見櫓です。
低い位置にも見張台があります。左の建物は大矢町公民館で,火の見櫓との間には「消防器具倉庫」が建っています。右手には鳥居と小さな祠があります。
火の見櫓の上の方を東の方から見上げました。屋根の下には鐘があり,下の見張台の上には電動サイレンが入っていると思われる箱,その下には街灯が設置されていましたが,電線が見当たりませんでした。さびも目立つし,あまり使われていないのではないかと思われます。
脚のスパン最下部における脚の外側間の距離は1.90mで,火の見櫓は水色に塗られていました。
脚の東側に寄付者の名前を刻んだ板が取り付けてありましたが,朽ちたり汚れたりしていてよく読めませんでした。
火の見櫓がなくなり,代わって電柱タイプが設置されていた
市内の橋を巡っているときに,火の見櫓がなくなっているのに気が付きました。近くに行ってみたら,代わりに
電柱タイプが設置されていました。↓2015-04-29
火の見櫓は土台ごとなくなっていました。電柱タイプは,以前あった火の見櫓と向き合うようなかたちで設置されています。
電柱タイプには,消防用ホースを干す装置とサイレンが取り付けられています。