櫓タイプの火の見櫓
「火の見櫓」と聞けば目に浮かんでくる,いわゆる火の見櫓です。私は,火の見櫓といえば脚は4本で頂上に屋根付の見張台があって,民家の屋根よりもずっと高いものだと思っていました。しかし実際は形も大きさもさまざまで,屋根がなかったり見張台がなかったり,平屋の軒先ほどの高さしかないものもありました。
電柱タイプや屋上にある火の見櫓など
電柱タイプは,電柱と同じようなコンクリート製または木製の円柱を脚として用いた火の見櫓です。以前からあった櫓タイプの火の見櫓を建て替える必要が生じたときに,コストやメインテナンスを考慮して電柱タイプを選択したものと思われます。「電柱タイプ」は正式な名称ではなく,私が便宜上使っているだけです。
屋上にある火の見櫓も,建て替える必要が生じたときのひとつの選択肢だっと思います。以前からあった火の見櫓を屋上に乗せた場合と,新しく作った場合があるようです。
その他の火の見櫓として,手作のようなものや,解体した火の見櫓の一部が残っているものがあります。
火の見櫓として取り上げたもの,取り上げなかったもの
櫓タイプや電柱タイプ以外にも,建物などに鐘が備えられている場合は取り上げました。その鐘は,かつてその地区にあった火の見櫓にあったものだろうと思われるからです。しかし公民館等の屋根にサイレンだけが設置されている場合は取り上げませんでした。