他人に見せるために書く | |
ノートが自分が見るために書くのに対してレポートは他人に見せるために書く。 | |
・ | 依頼人の要求を満たすように作成する。 |
・ | 見やすく,読みやすく作成する。 |
・ | データや式などの羅列にならないように,しっかりと説明する。 |
・ | 工夫したところや努力したところなど,見てほしいところに力を注いで書く。それに対してテキストに書いてある「原理」や「実験方法」などは簡潔に書けばよい。 |
・ | レポートは量が多ければよいというものではない。必要なことを簡潔に書くことが大切である。だらだらと書いてあると読み手を煩わすことになる。 |
・ | ワープロやTEX(テフ)を使用してもよい。ただしノートや他人のレポートなどをコピーしたものはもちろんだめである。 |
レポート用の項目 | |
「目的」,「原理」,「結果」などの項目名はテキスト32ページに書いてあるものを使用する。それぞれの実験のところに書いてある項目名(「目的」,「原理」は同じであるが,以下「装置と器具」,「試料」,「測定」など)は実験マニュアルとしてのものであるから,それを用いてはいけない。 | |
・ | 項目の見出しは,番号だけではなく,「1. 原理」というように,番号と項目名を書く。 |
式・図・表 | |
式・図・表には説明が必要。式・図・表それぞれ1から始まる通し番号を付け,本文では番号で引用する。 | |
・ | 装置の外観図などは特に重要でない限り不必要。 |
・ | グラフはノート用とは別に作成する。 |
数値データ | |
出どころの分からない数値データを書いてはいけない。レポートに含まれるデータは次のうちのどれかのはずだ。 | |
・ | 測定値 |
・ | πなどの定数 |
・ | 計算結果(結果だけでな途中経過も書くこと) 参考⇒データ処理についての書き方 |
・ | 参考値(どこから得たかをしっかり書くこと) |
考察 | |
測定データやデータ処理がしっかりとまとめてあっても,考察がなければ命がないレポートである。考察することによって生きたレポートとなる。 | |
・ | 結果までは機械的な作業でできる。考察になって初めてレポート制作者の積極的な考えが入ってくる。 |
・ | 考察はレポートの心臓ともいえる。 |
・ | レポート依頼人は良い考察を期待している。 |
参考⇒考察 参考⇒レポートの例 記:2007-10-15 |