たかやまほんせん
JR高山本線
 
こひつじの家・鉄道の部屋
 

 内容 : 高山本線の概要と歴史.岐阜側を中心に.

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 高山本線のあらまし(岐阜側を中心に)

 高山本線は東海道本線の岐阜駅(岐阜県岐阜市)と北陸本線の富山駅(富山県富山市)を結ぶ,延長225.8kmの単線非電化の路線で,両端も含めた駅数は44,岐阜〜猪谷間189.2kmはJR東海が,猪谷〜富山間36.6kmはJR西日本が所有している。猪谷駅はJR西日本が管理している。岐阜へ向かう列車が上りである。

 岐阜駅から鵜沼駅までは平野の中のほぼ直線路で,美濃太田駅までは木曽川に沿った緩やかな上りとなる。美濃太田駅をすぎてからは木曽川の支流にあたる飛騨川に沿い,下麻生駅をすぎると曲線やトンネルの多い山道となる。久々野駅の手前で飛騨川と別れて高山本線最長の宮トンネル(2080m)をくぐると,日本海に注ぐ神通川上流の宮川に沿った下り坂となる。高山本線に沿った道路として国道41号線がある。

 岐阜駅で東海道本線,鵜沼駅で名鉄線,美濃太田で太多線と第三セクタの長良川鉄道,猪谷で神岡鉄道,富山で北陸本線/富山港線/富山地方鉄道線に接続している。また鵜沼駅の下り方に名古屋鉄道(名鉄)との連絡線があって,名鉄の気動車特急「北アルプス」が名古屋方面方面から乗り入れている。

 岐阜−下麻生間の設定最高速度は110km/h,下麻生−高山間は100km/h,高山−猪谷間は85km/hとなっている。特に岐阜付近では,JR総研で開発してJR東海が実用化した高速通過(120km/h)を可能にした両開きポイントも使われていて,スピードダウンをすることなく行き違いをすることができるようになっている。


 高山本線の生い立ち(岐阜側を中心に)

1920(大正9)11, 1
・岐阜−各務ヶ原間が高山線として開業した。

1921(大正10)
・高山線が美濃太田まで開業した。

1927(昭和2), 9 ,1
・富山−越中八尾間が飛越線として開業した。

1930(昭和5)
・高山線が下呂まで開業した。

1934(昭和9),10,25
・飛騨小坂−坂上間が開業して全線での開業となった。

1958(昭和33), 3, 1
・高山線最初の優等列車として,気動車による準急「ひだ」が名古屋−富山−金沢間に登場した。

1968(昭和43),10, 1
・準急「ひだ」がキハ80系による特急「ひだ」に昇格した。

1989(平成元), 3
キハ85系による特急「ワイドビューひだ」の運転が始まった。