ブルートレイン
　blue train
　1958年(昭和33年)に，それまでになかったような豪華な設備の20系客車を用いた寝台特急列車が誕生したとき，青い車体からくるイメージで付けられた愛称。その後に登場した寝台特急の客車列車もブルーの車体を引き継いでいる。ブルトレともよばれて親しまれ，[ブルトレブーム]になったこともあったが，新幹線／航空機／バス路線の発展などによって1980年代以降は衰退の方向に向かい，看板列車だった[あさかぜ]と[さくら]が2005年(平成17年)3月に廃止され，[富士]と[はやぶさ]が2009年(平成21年)3月に廃止されたのを最後に，東京−九州間の運行がなくなってしまった。

詳細 鉄道用語辞典（高橋政士編 山海堂 2006-05）441
鉄道用語事典（久保田博著 グランプリ出版 1996-04）252