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最終更新:2009-12-03
狭軌
鉄道用語

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狭軌《きょうき》
 narrow gauge
 標準軌1,435mmよりも狭い軌間。世界的にみると,狭軌としては軌間1,067mm1,000mmが多い。
 軌間1,067mm(3フィート6インチ)は,日本をはじめオーストラリア/ニュージーランド/インドネシア/フィリピン/台湾/ザイール/スーダンなどで採用されている。JR在来線,東武/西武/小田急/東急/名鉄/南海などの大手民鉄その他で採用されているため,日本国内では最も多い。
 軌間1,000mmは,インド/タイ/ミャンマー/マレー/ケニア/タンザニア/ボリビアなどで採用されている。
 東京馬車鉄道で採用された1,372mm(4フィート6インチ)という軌間は,東京都電が引き継いだために,京王電鉄(井の頭線以外)/東京急行電鉄世田谷線/都営地下鉄新宿線/都電を譲り受けた函館市電などで採用されている。
ナローゲージ  1,000mmよりも狭い軌間としては,日本国内では軽便鉄道等に採用された762mm(2フィート6インチ)などがあり,[ナローゲージ]といわれている。762mmは三岐鉄道北勢線(三重県桑名市の西桑名−いなべ市の阿下喜間)で採用されている。
 写真は軌間762mmの三岐鉄道北勢線(撮影当時は近鉄北勢線)軌道電車(北大社車庫で2001年1月撮影)。
 参考:標準軌広軌
鉄道−線路用語(JISE1001 2001)109
鉄道技術用語辞典(鉄道総合技術研究所編 丸善 1997-12)158, 133
詳細 鉄道用語辞典(高橋政士編 山海堂 2006-05)393 鉄道用語事典(久保田博著 グランプリ出版 1996-04)57
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