観音堂橋は近代的なスタイルの橋で,上流の2つの橋に比べて長さも幅も大きい橋です。なぜか
欄干の一部が後から変更されています。
橋の名前は観音堂という地名からとったと思われますが,肝心の「観音堂」がないことが気になったので付近を調べたところ,観音堂公民館近くの県道沿に「尾張西国二十四番 十一面観世音菩薩」と書いてある石碑があるのを見つけました。そこに「観音堂」とよばれていた建物があったにちがいありません。ちなみに尾張西国23番の長福寺(
天王橋の近く)も25番の安楽寺(
三宅川30号橋の近く)も三宅川沿にあるところがおもしろいです。
橋名板橋名,渡る河川等の名称,完成年月などが書いてあるプレートは欄干に取り付けられていて,東から見て左側に「観音堂橋」,右側に「三宅川」,西から見て左側に「かんのんどうはし」,右側に「昭和63年3月竣工」と,横書で書いてあります。
観音堂橋付近の地図 Mapion(2016年)より
上流から見た観音堂橋です。
PCprestressed concrete:強く引っ張った高張力鋼を入れた高強度コンクリート桁を使用してあるため,橋脚はありません。2015-04-22
下流から見たところです。↓2016-02-27
西の方からゆるい坂道を上っていくと信号がない殺風景な交差点があって,比較的交通量が多い県道121号線「津島稲沢線」が通っています。その向こうに橋があります。
橋の西端付近は,継ぎ接ぎをしたような
欄干になっています。以前からあった欄干を取り外したような跡があるので,何らかの理由によって変更したようです。
橋名板橋名,渡る河川等の名称,完成年月などが書いてあるプレートは,従来からあった欄干に取り付けられています。欄干の高さは110cmほどですが,新しい部分はさらに10cmほど高くなっています。2015-04-22
東の方から近づくと,草原の中を上っていく道の先に橋が見えてきます。↓2016-02-27
橋の西の方は,最初からあったと思われる欄干です。
橋の上から見た上流の光景です。堤防は橋のあたりで少し高くなっていることがわかります。
下流の光景です。次の
三宅橋が見えます。