バラスト軌道《ばらすときどう》
　ballast track
　バラストを用いた軌道。バラストが枕木からの重圧を効率よく分散させて路盤に伝え振動を吸収してくれること，軌道狂いの修正が楽なこと，排水が良いこと，建設費が安いこと，歴史が古いことなどによって，最も多く用いられている。しかし軌道狂いが生じやすくて保守に手間がかかること，道床が重いこと，高速で走行する列車の風圧などによってバラストが飛散する恐れがあることなどの欠点がある。
　参考：スラブ軌道，バラスト道床，バラストネット，コンクリート道床

鉄道−線路用語（JISE1001 2001）202
鉄道用語事典（久保田博著 グランプリ出版 1996-04）238