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最終更新:2009-12-13
新規作成:2009-03-24
振子車
鉄道用語

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振子車《ふりこしゃ》
 振り子車
 pendulum car/tilting rail car
 カーブを走行中に振子式によって車体をカーブの内側に傾けることができる車両。振子車両/振り子車両/振子式車両/振り子式車両ともいわれる。
 カーブを走行中,車体や乗客は遠心力によって外側に倒されるような力を受ける。それを軽減するためにカントが設けてあるが,低速で走行したりカーブの途中で停車する場合があるので,カントをむやみに大きくすることはできないこともあって,カーブでの走行速度は制限されてしまう。そこでカーブの多い路線でスピードアップさせるために考案されたのが,カント不足分だけ車体を内側に傾ける方法だった。
 車体を傾ける方法はいろいろあるが,最初に実用化されたのが自然振子とよばれる振子式を採用した381系電車で,1973年(昭和48年)から営業運転された。
鉄道車両用語(JISE4001 1999)11133
詳細 鉄道用語辞典(高橋政士編 山海堂 2006-05)440
鉄道用語事典(久保田博著 グランプリ出版 1996-04)251
ここまできた鉄道車両(宮本昌幸著 オーム社 1997-03)125