可動ブラケット《かどうぶらけっと》
　hinged cantilever／free bracket
　温度変化などによる架線の伸縮に対応させるために，電柱に取り付けてある部分に蝶番《ちょうつがい》(ヒンジ)を設けて，腕の部分が水平に回転できるようにしたブラケット。新幹線は開業当時からほとんどの区間で可動ブラケットを使用した。今は在来線などにも多く採用されている。
　写真は稲沢市内で撮影した東海道新幹線の可動ブラケット。右の写真は蝶番付近(2009年1月)。

　参考：自動張力調整装置，ビーム

電車線路用語（JISE2001 2002）2306
鉄道技術用語辞典（鉄道総合技術研究所編 丸善 1997-12）113
詳細 鉄道用語辞典（高橋政士編 山海堂 2006-05）96