最終更新:2009-12-17
架線
鉄道用語
トップページ >
鉄道用語の部屋 >
「か・が」ではじまる鉄道用語 >
架線
架線《かせん/がせん》
overhead contact line/overhead line equipment/trolley wire
軌道の上方に設置した
電車線。
パンタグラフ等が直接接触する
トロリー線が
架線の心臓部にあたる。パンタグラフの
摺板の一か所だけが摩耗しないように,
架線はジグザグに張られる。
電線を支持することを吊架《ちょうか》というが,トロリー線を吊架する方式によって,
直接吊架式架線,
カテナリ吊架式架線,
剛体架線に分類することができる。
架線の正式名称は
架空電車線。
国語的に正しい
架線の読み方は「かせん」であるが,鉄道関係者や工事関係者などは「がせん」という。広辞苑にも「がせん」が載っている。似たような例は,トンネルの古い名称
隧道についても知られている。
参考:
電車線路,
架線の例
鉄道用語事典(久保田博著 グランプリ出版 1996-04)212
鉄道工学ハンドブック(久保田博著 グランプリ出版 1995-09)118
鉄道の科学(丸山弘志著 講談社 1980-07)170
鉄道技術用語辞典(鉄道総合技術研究所編 丸善 1997-12)107
詳細 鉄道用語辞典(高橋政士編 山海堂 2006-05)92
鉄道用語の不思議(梅原淳著 朝日新聞社 2007-12)197
電車線路用語(JISE2001 2002)2
広辞苑 第6版(岩波 2008-01)