摺板／すり板《すりいた》
　contact strip／slider
　パンタグラフの集電舟に取り付けられ，トロリー線と接触しながら電気車との間で電流の授受をする部品。銅粉や鉄粉を主成分に潤滑材としてスズ粉やカーボン粉などを混合した焼結合金製，カーボンを主体にしたものなどがある。トロリー線との摩擦やアーク損傷などによって消耗するので，かなり頻繁に交換する必要がある。
　写真はEF64形電気機関車に登載されているパンタグラフの頂上部分で，東海道本線清洲−稲沢間にある跨線橋の上から撮影した(2008年12月)。摺板は単純な板ではないことがわかる。

鉄道車両用語（JISE4001 1999）32306
鉄道技術用語辞典（鉄道総合技術研究所編 丸善 1997-12）366
詳細 鉄道用語辞典（高橋政士編 山海堂 2006-05）250
鉄道用語事典（久保田博著 グランプリ出版 1996-04）136

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