曲線標《きょくせんひょう》
　curve post
　線路の曲線部の始点と終点に設置される標で線路諸標のひとつ。1号(国鉄時代は甲号)曲線標は写真のように頂上が尖った直角三角柱で，表側に曲線半径(m単位)，裏面のひとつにカント(Cに続くmm単位の数字)とスラック(Sに続くmm単位の数字)，もうひとつの面に緩和曲線の長さ(TCLに続くm単位の数字)と[円カーブ]の長さ(CCLに続くm単位の長さ)が記入されている。曲線半径が異なる曲線どうしの接合点には，四角柱の2号(国鉄時代は乙号)曲線標が設置される。

　参考：曲線制限速度，逓減標

詳細 鉄道用語辞典（高橋政士編 山海堂 2006-05）126
鉄道施設がわかる本（坂本衛著 山海堂 2004-02）56
鉄道用語事典（久保田博著 グランプリ出版 1996-04）59

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