こひつじの家ロゴ
最終更新:2009-12-19
空転
鉄道用語

トップページ鉄道用語の部屋「く・ぐ」ではじまる鉄道用語 > 空転
空転《くうてん》
 idling
 力行時に動輪が空回りすること。動輪の回転力が,[動輪とレール間の粘着力]を越えたときに生じる。空転が始まると粘着力はさらに低下するので,回転力を弱めない限り空転が続く。空転は,起動時/上り勾配/[レールが濡れたり落ち葉や虫の死骸などで汚れているとき]などに生じやすい。動力車の種類や空転滑走検知装置の有無などによっても,空転の生じやすさが異なる。空転によってレールに空転傷をつけてしまうことがある。
 ブレーキをかけたときに動輪がスリップすることは滑走という。
 参考:再粘着
鉄道技術用語辞典(鉄道総合技術研究所編 丸善 1997-12)175
詳細 鉄道用語辞典(高橋政士編 山海堂 2006-05)132