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最終更新:2009-12-23
粘着力
鉄道用語

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粘着力《ねんちゃくりょく》
 adhesion/adhesive force
 推進中または制動中で,スリップしていない状態の,車輪とレールとの間に働く摩擦力。このとき車輪とレールの間にはごくわずかの滑りを伴っていて,車輪の周速度が大きくなるほど粘着力が小さくなる傾向がある。回転したり走行したりしているが,[転がり摩擦]や[運動摩擦]とは別のもので,摩擦力の大きさとしては[静止摩擦]に近い。大きさの順に並べると,[静止摩擦力]>粘着力>[運動摩擦力]≫[転がり摩擦力]となる。スリップすると推進力や制動力が小さくなってしまうのは,スリップしているときの摩擦力は[運動摩擦力]で,粘着力>[運動摩擦力]の関係があるためである。新幹線も含めた一般の鉄道粘着鉄道といわれ,推進(力行)も制動(ブレーキ)粘着力でおこなっている。
鉄道車両用語(JISE4001 1999)13014
鉄道技術用語辞典(鉄道総合技術研究所編 丸善 1997-12)556