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最終更新:2009-12-20
下枠交差形パンタグラフ
鉄道用語

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下枠交差形パンタグラフ《したわくこうさがたぱんたぐらふ》
 crossed arm pantograph
 横から見て下枠をX字形に交差させた構造の菱形パンタグラフ。従来の菱形パンタグラフに比べると,折りたたんだときに屋根の上で占める面積が小さくてすむ。新幹線には最初から採用され,その後は新幹線以外の電車電気機関車にも使われている。
 上の写真は新幹線試作車の下枠交差形パンタグラフで,予備を含めて2基登載されていた(鴨宮基地で1962年6月撮影)。
 左下の写真は683系電車(交直両用車)下枠交差形パンタグラフ(名古屋駅で2003年1月撮影)。
 右下の写真は下枠交差形パンタグラフを高く上げて走行中のEF65形電気機関車(東海道線稲沢駅で2004年8月撮影)。
新幹線試作車のパンタグラフ

683系のパンタグラフ  EF65のパンタグラフ
鉄道技術用語辞典(鉄道総合技術研究所編 丸善 1997-12)282
電車観察学(石本祐吉著 アグネ技術センター 2004-07)17