最終更新:2016-02-29
スタート:2016-02-16
三宅川・大和橋
近隣探訪「稲沢の橋」
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橋の名称大和橋 だいわはし
河川等の名称 三宅川
完成年月(昭和32年)1957年8月 新設
築年数最新の写真を撮影したときにおける57年
訪問日2012年11月22日,2016年2月19日など
上流の橋権現橋
下流の橋稲沢公園内上流の歩道橋

 大和橋はやや古いコンクリート橋で,両側に歩道橋が設置されています。橋を通っている道路は県道65号線で,南大通線ともよばれる,市内の東西を結ぶ幹線です。しかし橋ができた当時は,すぐ西方をほぼ南北に通っている幹線にぶつかったところ,現在の「重本交差点」でT字路になって終わっていました。*1
 大和の名称は,1980年ごろまで橋の南東部一帯にあった大和だいわ紡績*1*2に関係があると考えられます。森林橋森林もりりん紡績の関係と同様かもしれません。大和紡績の跡地ですが,稲沢公園,名古屋文理大学,荻須美術館などに使用されています。
 橋名板橋名,渡る河川等の名称,完成年月などが書いてあるプレート親柱欄干らんかんの両端にある柱に取り付けられていて,東から見て左側に「大和橋」,右側に「三宅川」,西から見て左側に「だいわ橋」,右側に「昭和三十二年八月八日新設」と,それぞれ縦書で書いてあります。

大和橋付近の地図 Mapion(2016年)より
 大和橋付近の地図 Mapion(2016年)より
上流から見た大和橋
 上流から見た大和橋です。といっても見えているのは歩道橋の部分です。橋に沿って,愛知県工業用水道の赤いパイプが設置されています。↓2016-02-19

大和橋と歩道橋
 大和橋の両側には,あとから設置された歩道橋があります。歩道橋の路面は,道路よりも50cmほど高くなっていて,大和橋とは1mほど離れています。

大和橋から見た上流  歩道橋から上流を眺めると,正面に権現橋が見えます。

大和橋の仮名の橋名板が「やまと橋」
 歩道橋を渡った先にある大和橋の親柱欄干らんかんの両端にある柱を見ています。ここの橋名板は「だいわはし」というように仮名で書くのが一般的ですが,「だいわ橋」というように,「橋」が漢字で書いてあります。「はし」にするか,「ばし」にするか,意見が分かれたのかもしれません。このような例は白山橋にもあります。2012-11-22

東の方から見た大和橋
 道路の反対側に渡って,東の方から見ています。車道と歩道との間にはモルタル舗装のスロープが設けられています。走っている車は,「三宅川」と書いた標識がなければ,橋があることに気が付かないかもしれません。↓2016-02-19

大和橋下流側の欄干  下流側の欄干です。親柱には「大和橋」と書いてある橋名板が取り付けてあります。

大和橋と歩道橋との間  歩道橋から,大和橋との間にある隙間を見下ろすと,大和橋には橋脚が設置されていることがわかります。

大和橋上流側の欄干  下流側の歩道橋から上流側を見ています。欄干は板状の構造で,あっさりしています。

大和橋の完成時を書いてある橋名板
 橋の完成時を表す橋名板ですが,一般には「年月」だけのところ,「日」まで書いてあります。2012-11-22

大和橋から見た下流
 歩道橋から下流を眺めました。先の方に稲沢公園の森が見えます。川に沿った左側の道を歩いて行くと,稲沢公園はすぐそこです。↓2016-02-19

下流から見た大和橋
 下流から見た大和橋です。上流から見たときと同様,見えているのは歩道橋です。
参考資料
*1:稲沢市精図 昭文社 1962年
*2:エアリアマップ 稲沢市街図 昭文社 1975年