最終更新:2016-03-09
スタート:2016-03-08
大江川・御供所橋
近隣探訪「稲沢の橋」
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橋の名称御供所橋 ごくしょはし
河川等の名称 大江川
完成年月(昭和2年)1927年6月 ?
築年数最新の写真を撮影したときにおける88年 ?
訪問日2015年4月24日
上流の橋大江橋
下流の橋大門西橋

 御供所橋は,「はだか祭」で全国的にも名の知れた国府宮の参道上にあります。PCprestressed concrete:強く引っ張った高張力鋼を入れた高強度コンクリート桁を使用した,比較的新しい橋ですが,一世紀ほど前に造られた親柱欄干らんかんの両端にある柱が四隅に建ててあります。橋上には歩道や路側帯がありませんが,幅は十分にあります。
 橋名板橋名,渡る河川等の名称,完成年月などが書いてあるプレートは,地覆じふく橋の両側の少し高くなったところで,縁石ともいいます。の2箇所,ほぼ橋の対角線上に設置されていて,南から見て左側に「御供所橋」,北から見て左側に「ごくしょはし」と,それぞれ横書で書いてあります。それとは別に,親柱にも刻まれていて,北から見て右側に「御供所橋」,左側に「昭和二年六月?」,南から見て右側に「ごくしょはし」と,それぞれ縦書で書いてあります。
 過去の様子

御供所橋付近の地図 Mapion(2016年)より
 御供所橋付近の地図 Mapion(2016年)より
上流から見た御供所橋
 上流から見た御供所橋です。ちょっと見たところ,何の変哲もない普通の橋に見えますが,上流の橋々にはなかったスタイルです。↓2015-04-24

下流から見た御供所橋
 下流から見たところです。

交差点の方から見た御供所橋
 橋の北には変則的な交差点があって,信号は東西,南北,斜めの3種類に変わります。右手が御供所橋で,後方に大江橋が見えます。

南から見た御供所橋
 南から見ています。正面に鳥居があって国府宮の参道が続きます。右手のビルは,旧稲沢市役所の跡地に建てられました。

御供所橋の親柱
 御供所橋の親柱欄干らんかんの両端にある柱は石造りで,ここには「ごくしょはし」と万葉仮名も交じえて書いてあります。

御供所橋の親柱
 これは北西の親柱です。「御供所橋」と書いてありますが,やや読みにくいです。

御供所橋の親柱
 北東の親柱です。「昭和二年六月」までは何とか読めましたが,その下は風化していて読めませんでした。その先には新しい橋名板橋名,渡る河川等の名称,完成年月などが書いてあるプレートが設置してあります。

御供所橋の新しい橋名板
 新しい橋名板は,大江川の多くの橋で見られるスタイルです。欄干らんかんも近代的なデザインです。

御供所橋から見た上流
 橋の上から上流を眺めた光景です。目の前に大江橋があります。川の右手は歩道になっています。

御供所橋から見た下流2004年に御供所橋から見た河川改修工事
 下流を見ています。普通の河川とは河床の形が違うことに気が付きます。少し先に大門西橋があり,その向こうを名鉄の赤い電車が走っています。
 写真の上にマウスをのせると10年ほど前の写真に入れ替わります。
過去の様子

2004年に御供所橋から見た河川改修工事
 御供所橋から見た,大江川の改修工事がおこなわれていたときの様子です。左後方に以前の市民病院があり,フェンスも今とは違っていました。名鉄の赤い電車が走っている光景は,今も変わっていません。2004-12-08