御供所橋は,「はだか祭」で全国的にも名の知れた国府宮の参道上にあります。
PCprestressed concrete:強く引っ張った高張力鋼を入れた高強度コンクリート桁を使用した,比較的新しい橋ですが,一世紀ほど前に造られた
親柱欄干の両端にある柱が四隅に建ててあります。橋上には歩道や路側帯がありませんが,幅は十分にあります。
橋名板橋名,渡る河川等の名称,完成年月などが書いてあるプレートは,
地覆橋の両側の少し高くなったところで,縁石ともいいます。の2箇所,ほぼ橋の対角線上に設置されていて,南から見て左側に「御供所橋」,北から見て左側に「ごくしょはし」と,それぞれ横書で書いてあります。それとは別に,親柱にも刻まれていて,北から見て右側に「御供所橋」,左側に「昭和二年六月?」,南から見て右側に「ごくしょはし」と,それぞれ縦書で書いてあります。
過去の様子
御供所橋付近の地図 Mapion(2016年)より
上流から見た御供所橋です。ちょっと見たところ,何の変哲もない普通の橋に見えますが,上流の橋々にはなかったスタイルです。↓2015-04-24
下流から見たところです。
橋の北には変則的な交差点があって,信号は東西,南北,斜めの3種類に変わります。右手が御供所橋で,後方に
大江橋が見えます。
南から見ています。正面に鳥居があって国府宮の参道が続きます。右手のビルは,旧稲沢市役所の跡地に建てられました。
御供所橋の
親柱欄干の両端にある柱は石造りで,ここには「ごくしょはし」と万葉仮名も交じえて書いてあります。
これは北西の親柱です。「御供所橋」と書いてありますが,やや読みにくいです。
北東の親柱です。「昭和二年六月」までは何とか読めましたが,その下は風化していて読めませんでした。その先には新しい
橋名板橋名,渡る河川等の名称,完成年月などが書いてあるプレートが設置してあります。
新しい橋名板は,
大江川の多くの橋で見られるスタイルです。
欄干も近代的なデザインです。
橋の上から上流を眺めた光景です。目の前に
大江橋があります。川の右手は歩道になっています。
下流を見ています。普通の河川とは
河床の形が違うことに気が付きます。少し先に
大門西橋があり,その向こうを名鉄の赤い電車が走っています。
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