最終更新:2010-01-03
AT饋電方式
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AT饋電方式
AT饋電方式/ATき電方式
《えーてぃーきでんほうしき/えーてーきでんほうしき》
atuto-transformer feeding system
変電所から
架線と
饋電線間に
レールを中点として
電車線電圧よりも高い電圧
(日本では
2
倍)
で送電し,約
10
km
ごとに設置された単巻変圧器
(
AT=Atuto-Transformer)
によって所定の電車線電圧を得る
交流饋電の方式。[通信線への電磁誘導障害が少ない]/[
BT饋電方式
に比べて送電ロスが少ない]/[アーク放電を発生しやすい
BTセクションを設ける必要がない]
などの特徴がある。
日本国内においては
1970年
(昭和45年)
に鹿児島本線に,1972
年に山陽新幹線に採用され,東海道新幹線も
1991年
(平成3年)
までに
BT饋電方式から
AT饋電方式に変更された。
参考:
交流電化
鉄道技術用語辞典(鉄道総合技術研究所編 丸善 1997-12)64
詳細 鉄道用語辞典(高橋政士編 山海堂 2006-05)48
ここまできた鉄道車両(宮本昌幸著 オーム社 1997-03)18