曲線引《きょくせんびき》
曲線引金具《きょくせんびきかなぐ》
　曲線引き／曲線引き金具
　pull off／pull-off arm
　曲線区間にカテナリ吊架式の架線を張ったときに，トロリー線が曲線の内側に外れてしまわないように，外側に引っ張る金具。パンタグラフがひっかからないように曲げてある。[曲線引装置]／[曲引]ともいわれる。
　トロリ線ーは，シンプルカテナリでは吊架線の直下，コンパウンドカテナリでは補助吊架線の真下にくるように張られる。
　写真は東海道線稲沢駅構内の貨物線にある曲線引。吊架線の碍子が右に引っ張られていることからも，曲線区間であることがわかる(2009年3月)。

鉄道技術用語辞典（鉄道総合技術研究所編 丸善 1997-12）164
詳細 鉄道用語辞典（高橋政士編 山海堂 2006-05）125-126
鉄道用語事典（久保田博著 グランプリ出版 1996-04）59

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