土橋は県道67号線「名古屋祖父江線」が通っている橋です。上流にある
大塚橋と同様に2連の
ボックスカルバート断面がロの字形のコンクリート製構造物が使用されていますが,この橋の場合は,道路と川が直交しない橋のために比較的最近開発された「斜橋ボックスカルバート」を用いています。それでもまだ斜角が十分ではなかったためか,大塚橋ほどではありませんが,橋の構造と道路との間に余分な角度がついています。道路は橋から南東方にかけては拡幅工事がおこなわれて整備されていますが,北西方はまだ十分に整備されていません。
橋名板橋名,渡る河川等の名称,完成年月などが書いてあるプレートが設置されていないので,たとえば「つちはし」とよぶのか「どばし」とよぶかについてはわかりません。
橋を通っている道路を北西の方に進むと,三宅川の
儀長中橋,日光川の
本甲一色橋,木曽川の
馬飼大橋などを渡ります。
土橋付近の地図 Mapion(2016年)より
川沿の遊歩道を南下していくと,簡単な休憩所があって,土橋はそのすぐ先です。2015-04-29
橋のところまで来ると,そこに「
愛染明王」と書いてある道標が建っています。下の方には「右なごや」「左やがみ」と読める道案内もあります。橋を通っている道は,むかし「八神街道」といわれていたようです。2015-04-18
橋の上流端です。橋の構造と道路との間に角度のずれがあるため,
欄干の外側に三角形の余白ができています。↓2016-03-27
欄干には亜鉛めっき鋼板が使用されていて,塗装はしてありません。
橋の上から眺めた上流の光景です。普通の河川とは
河床の形が違います。上流には,しばらく橋がありません。2015-04-18
橋の上流側です。車道と歩道用を仕切るブロックとは別に,仮設ガードレールが置かれています。橋の先はまだ道路拡張がおこなわれていないので,歩道が突き当たりになっています。↓2016-03-27
南東の方から橋を見ています。拡張された道路は従来通りの2車線ですが,両側に広い
フラット形式の歩道車道との間に高低差がなく高さ15cm(標準)の縁石で仕切った歩道が設けられ,路側帯の幅もかなり広くなっています。
北西の方から見ています。こちらの方にはまだ歩道がありません。2015-04-18
橋の南東端付近から,橋の全体を見ています。こちら側には車道と歩道用を仕切るブロックがまだ設置されてなくて,架設ガードレールだけが置いてあります。↓2016-03-27
橋の下流端です。上流側ほどには橋の構造と道路との間に角度のずれがなく,欄干外のスペースも少ないです。橋に沿って,通信ケーブルが設置されています。
下流を眺めています。高圧線の鉄塔がたくさん見えるのは,左後方に稲沢変電所があるためです。↓2015-04-18
土橋を下流の方から見ています。遊歩道は自転車の通行が可能です。