稲沢市 1

美濃路探訪


最終更新:2022-03-05 スタート:2021-06-17


はじめに

美濃路このような箇所をすると説明などが表示されます。が付いている語句は美濃路探訪」ついてここだけ事典」詳しい説明が書いてあります。


で出現したものは,で閉じます。


見本の画像をすると大きくなり,再びすると元に戻ります。


 一宮から稲沢に入ったところから,ノ橋までの美濃路を取り上げます。①〜⑧
 この間に昔から家並があったのは石橋の集落約500m)けで,その他は松並木でした。時代が進むとやがて松並木はなくなり,地図に点線で示した部分は区画整理によって美濃路そのものまでが消えてしまいました。全体を通して,街道の面影はほとんど残っていません。

地図:一宮市から稲沢市に入ったところから,魦ノ橋までの美濃路
地図:一宮市から稲沢市に入ったところから,魦ノ橋までの美濃路





美濃路県道136号線一宮市から稲沢市に入ったところで,の方を見たところです。この付近は,幅2.5mほどの用水が両市の境界線となっています。県道ということで,市町村標識一宮市稲沢市用水をはさんで設置されています。

 地図 A ↗ 2021-02



ここで県道136号線は左に曲がります。しかしここから先に現在の美濃路がありません。
 とりあえず右手の細い道の方へ進んでみます。

 地図 B ↓ 2021-02


 西尾張中央道西中央道は,尾張地方西部を南北に縦断する主要地方道。このあたりは県道14号線岐阜稲沢線)なっています。が建設された昭和40年1965年)ろ,②〜④の370mほどが,区画整理によって失われました。下の地図は昭和37年1962年)行の昭文社稲沢市精図」該当する部分ですが,当時存在していた美濃路には,赤線で示されたように路線バスが走っていて,石橋というバス停もありました。①から④までは,田んぼの中を通っていたと思われます。




 しばらく行くと稲沢市上下水道庁舎に突き当たり,道は左に折れます。
地図上の市上下水道庁舎位置が間違っています。正しくは地図にを付けた建物です。

 地図 C ↓ 2020-12



西中央道県道14号線出たところです。

 地図 D ↓ 2021-02



ここで左に曲がった先からは再び美濃路県道136号線なって,石橋の集落を通ります。

 地図 E ↓ 2021-02



このあたりは,ところどころにやや古い民家が残っています。
 150mほど北に位置する善慶は,見取絵図にもあります。

 地図 A → 2021-02



垂井に向かう美濃路はここで左に曲がります。舗装されたばかりの道路は,白線がくっきり見えます。
令和3年2021年)春,地図に黒線で示したように,道路はここから北に200mあまり延びました。

 地図 B ↑ 2021-03



美濃路は信号機のある交差点で左に折れます。

 地図 C ↓ 2021-03

 折れた先です。10年ほど前までは,今よりも細い道でした。

 地図 D → 2021-02

 垂井に向かう美濃路は,この信号機のある交差点で右に折れます。

 地図 E ← 2021-03



に架かるノ橋を渡ると,稲葉宿があったところに入ります。
 魦ノ橋は,見取絵図では西ノ橋と添えてあって欄干がある橋として描かれています。この先,次の欄干がある橋」清須宿五条橋でした。
 写真右手は西町公園の入口です。公園内にトイレがあります。

 地図 F → 2021-02


 ノ橋は平成29年2017年)架け替えられました。古い橋にはの橋と書かれた札が立っていましたが,かなが添えてなかったら読むのは不可能でした。

 2012-11