稲沢市に入ったところ①から魦ノ橋⑧まで,美濃路を歩きます。この間に昔から★家並があったのは石橋の集落(約500m)だけで,その他は松並木でした。時代が進むとやがて松並木はなくなり,地図に点線で示した部分は区画整理によって美濃路そのものまでが消えてしまいました。全体を通して,街道の面影★はほとんど残っていません。
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地図:稲沢市に入ったところから,魦ノ橋までの美濃路 (●はトイレ)
① 美濃路(県道136号線)が一宮市から稲沢市に入ったところで,垂井の方を見たところです。この付近は幅2.5mほどの用水が両市の境界線となっていて,一宮市と稲沢市の市町村標識が,用水をはさむように相対して建っています。
地図上のA点から↗ 2021-02
地図
② ここで県道136号線は左(東)に曲がります。しかしこの先,現在の美濃路★がありません。しかたがないので,まっすぐ進みます。
地図上のB点から↓ 2021-02
地図
西尾張中央道西尾張中央道は,尾張地方西部を南北に縦断する主要地方道。このあたりは県道14号線(岐阜稲沢線)となっています。が建設された昭和40年(1965年)ごろ,②〜④の370mほどが,区画整理によって失われました。下の地図は昭和37年(1962年)発行の昭文社稲沢市精図の該当する部分ですが,当時存在していた美濃路には,赤線で示されたように路線バスが走っていて,石橋というバス停があったことがわかります。①から④までは,田んぼの中を通っていたと思われます。
地図
しばらく行くと稲沢市上下水道庁舎に突き当たり,道は左(東)に折れます。
※地図にある市上下水道庁舎の位置が間違っていたので,訂正しておきました。
地図上のC点から↓; 2020-12
地図
③ 西尾張中央道(県道14号線)に出たところです。
地図上のD点から↓ 2021-02
地図
④ ここで左(東)に曲がった先からは再び美濃路(県道136号線)となって,石橋の集落を通ります。
地図上のE点から↓ 2021-02
地図
⑤ このあたりは,ところどころにやや古い民家が残っています。150mほど北に位置する善慶寺は,見取絵図★にもあります。
地図上のA点から→ 2021-02
地図
⑥ 垂井に向かう美濃路はここで左(北西)に折れます。直進する道路は開通したばかりです。
地図上のB点から↑ 2021-03
地図
令和3年(2021年)2月まで,垂井に向かう美濃路は突き当たったところで左(北西)に折れていました。
地図上のG点から↑ 2015-04
地図
地図上のG点から↑ 2015-04
地図
⑦ 美濃路は信号機のある交差点で左(東)に折れます。
地図上のC点から↓ 2021-03
地図
左に折れて東に向かった先です。10年ほど前までは,今よりも細い道でした。
地図上のD点から→ 2021-02
地図
垂井に向かう美濃路は,この信号機のある交差点で右(北)に折れます。
地図上のE点から← 2021-03
地図
⑧ 三宅川に架かる魦ノ橋を渡ると,稲葉宿があったところに入ります。魦ノ橋は,見取絵図★を見ると西ノ橋と書いてあり,欄干★がある橋として描かれています。この先,次に欄干がある橋として描かれていたのは清須宿の五条橋でした。
写真右手は西町公園の入口です。公園内にトイレがあります。
地図上のF点から→ 2021-02
地図
魦ノ橋は平成29年(2017年)に架け替えられました。古い橋には魦の橋と書いた札が立っていました。かなが添えてなかったら読めなかったと思います。
古い橋
2012-11
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