稲沢市から清須市に入ったところから,東海道新幹線をくぐるところまでの美濃路を取り上げます。①〜⑨
この間は,最後の250mほどを除いて,昔から★美濃路の両側に家並が続いていました。そのためもあってか,道路拡幅や区画整理などを免れたようです。美濃路をはさんで建っている2つの寺以外,特に目立つ建物などはありませんが,ところどころに古民家★が残っています。
① 稲沢市から清須市に入った直後の左側に,小さな祠があります。立ち止まって見ると標柱★や,それらの奥には崩れかけたような祠などもあります。標柱の正面には本尊薬師□吉祥院,右には明治四十二年一月□□という文字が彫られているようですが,□のところは読めまません。
見取絵図★には薬師堂と修験吉祥院がありますが,その後に寺がなくなって,吉祥院の本尊は民家に祀られているとのことです。
地図 A ↗ 2021-03
② ところどころに,このような古民家★があります。
地図 B → 2021-03
光遠寺は見取絵図★にもある古い寺です。
地図 C → 2021-03
光遠寺と向かい合っている本成寺も,見取絵図★にある古い寺です。
地図 D ← 2021-03
③ ゆるやかに左(南東)に曲がった先です。60mほどの直線区間の両側に古民家★が建っています。美濃路は,この直線区間の間だけ,県道454号線(大里停車場清須線)となります。
地図 E ↘ 2021-03
④ 美濃路は,この先で右(南)に折れます。曲がり角に沿ってたくさんの石柱や像が林立している神社が目に留まりますが,見取絵図★にはありません。
地図 F ↘ 2021-03
右(南)に折れた先です。美濃路はここから,県道127号線(助七西田中線)となります。
地図 G ↓ 2021-03
⑤ 細い道の先に御園神社の森が見えます。見取絵図★には,美濃路から御園神社までの道と,ここに灯籠と思われるものがあるので,何かないかと探してみましたが,これといったものは見当たりませんでした。
地図 A → 2021-03
⑥ 美濃路はこの先から広くなって,片側に歩道が付きます。昭和21年(1946年)の航空写真を見ると,このあたりから東海道線までには沿道の家屋がなかったことがわかります。そのため道路の拡幅ができたようです。見取絵図★でも,すでに取り上げた四ッ家の追分あたりから続いていた家並が,このあたりで終わっています。
地図 B ↓ 2021-03
⑦ 美濃路が名古屋環状2号線と立体交差しているところです。地図だけではわかりにくいですが,ここでは名二環★が高架,併設の国道302号線はアンダーパスです。
地図 C → 2021-03
⑧ 美濃路はこの先で右に曲がって,東海道線と東海道新幹線の下ををくぐります。
地図 D ↘ 2021-03