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最終更新:2009-12-23
ロングレール
鉄道用語

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ロングレール《ろんぐれーる》
 continuous welded rail/long welded rail
 長さが200m以上のレール。いろいろ問題のあるレールの継目をできるだけなくす目的で開発された。レールは温度の変化で伸縮するため,従来は継目で伸縮の変化を吸収させていたが,道床レールの締結などを強化すれば長いレールの伸縮を押さえこむことができることがわかり,実用化された。ただロングレールの両端100mほどは温度変化などによって伸縮する。ロングレールをつなぐときは伸縮継目を用いる。ロングレールの長さは軌道回路の長さなや分岐器の有無などで制限される。ロングレール新幹線のほぼ全区間や主要幹線などで用いられている。
 日本国内でのロングレール導入は,1957年(昭和32年)9月の東海道本線藤沢−辻堂間が最初だった。
ロングレールが敷設されて間もなく,中学生だった私は湘南電車(80系)でその区間を通ったことがあるが,継目の音が突然なくなったとき,[バスに乗っているようだ]と思ったことを記憶している。
鉄道−線路用語(JISE1001 2001)207
鉄道技術用語辞典(鉄道総合技術研究所編 丸善 1997-12)758
詳細 鉄道用語辞典(高橋政士編 山海堂 2006-05)530
鉄道用語事典(久保田博著 グランプリ出版 1996-04)311
線路観察学(石本祐吉 アグネ技術センター 2008-10)56