明知鉄道の部屋
こひつじの家・鉄道の部屋
 

内容 : 明知鉄道の駅や車両など
 明知鉄道の路線,駅,車両,システムなどについて,たくさんの写真を添えて紹介します(1999年11月)


明知鉄道のあらまし
 中央本線恵那明智の間25.1kmを結んでいた国鉄明知線を引き継いで開業した,全国で7番目の第三セクタ鉄道。単線で非電化の路線。大部分は山間部を通っていて,恵那駅を出発するとすぐに30パーミルほどの急勾配の連続となる。特に飯沼駅は33パーミル,野志駅は30パーミルと,日本で第1,2位の急勾配駅。鉄道ファンにとっての見所としては,現役の腕木式信号機岩村駅と明智駅)やタブレット交換(岩村駅),それにきっぷの硬券がある。
 沿線の観光地としては,明智光秀の出生地でもある明智町の「日本大正村」や,女城主の里として知られる岩村町の「岩村城」などが有名。旅をしながら食事が楽しめるヘルシー村「きのこ号」など明知鉄道独自の企画もあって人気を呼んでいる。
 明知鉄道には全部で10の駅があるが,駅員がいるのは恵那,岩村,明智だけで,それらの駅ではきっぷが発売される。運行されているのは全てワンマンカーで,岩村と明智でも降車時のきっぷは運転士が受け取る。
 車両は富士重工製のレールバス「アケチ1形」が5両(後に1両増備)あったが,非力の上に非冷房車であったため,1998年からは標準鉄道車両の「アケチ10形」を投入し,現在アケチ10号〜アケチ14号の5両がある。アケチ1形には「恵那峡号」「しろやま号」などの名前が付けられている。
 
明知鉄道のおいたち
1933(昭和8)年5月24日
 中央本線大井(現在の恵那)と阿木の間が鉄道省明知線として開業した。
1934(昭和9)年6月24日
 全線が開業した。
1981(昭和56)年6月10日
 旧国鉄は明知線を「特定地方交通線第1次廃止対象線区」の1つとして廃止承認を運輸省に申請した。
1985(昭和60)年11月16日
 旧国鉄が民営化される1年あまり前に第三セクタ鉄道として再出発した。出資比率は岐阜県32.5%,恵那市9.75%,明智町6.75%など沿線地方自治体が全体の65%,残りが民間。
 明知駅を町名にしたがって明智駅と変えた。
1991(平成3)年10月28日
 飯沼駅が開業した。
1994(平成6)年12月15日
 野志駅が開業した。


 各駅についての部屋があります。

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