最終更新:2009-12-20
車体傾斜装置
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車体傾斜装置
車体傾斜装置《しゃたいけいしゃそうち》
body tilting system
カーブを走行中に
車体をカーブの内側に傾けるための装置。車体傾斜システム/車体傾斜制御装置ともいわれる。
(1)
振子式による
車体傾斜装置。
(2) カーブ外側の
空気ばねの空気圧を増すことによって傾斜させる方式。
振子式に比べると傾斜角は大きくとれないが,標準の
車両に少し手を加えるだけですむので,コストを低く押さえることができる。1996年
(平成8年)
に
JR北海道のキハ
201
系気動車で最初に採用され,2007年
(平成19年)
には
新幹線N700系にも採用された。
民鉄では
1999年
(平成11年)
に名鉄の
1600
系電車に採用されたが,営業運転時には使用されなかった。2004年
(平成16年)
に登場した名鉄空港特急
[ミュースカイ]
用の
2000
系電車では営業運転時にも使用されている。
参考:
振子車,
カント,
カント不足
鉄道技術用語辞典(鉄道総合技術研究所編 丸善 1997-12)299
詳細 鉄道用語辞典(高橋政士編 山海堂 2006-05)202
Webサイト[新幹線N700系(JR東海 2008-03)]
Webサイト[名鉄→空港アクセス→名鉄空港特急ミュースカイ]